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もう いっそうのこと。
みずからいのちを経ったほうがいいのでしょうか。
みちばたに崩れおちた少女の前から、いちだいのくるまが向かってきました。
キキーッ!!
急ブレーキをかけたくるまは、蛇行しながら少女の横を通りすぎていきます。
そしてそのくるまは 一件の民家にぶつかっていきました。
その家にすんでいたにんげんと、運転手がしにました。
いよいよ少女は悲鳴をあげました。
自分の存在が人をことしてしまうことに錯乱しました。
少女は 枯れた声でさけびつづけ。
かみをむしりとり。
ひふに自分の爪をくいこませて泣きました。
それでもこの連鎖はおわりません。
かけつけたにんげんが、エンジンオイルの爆発に巻き込まれ。
飛び散ったはへんが傍観者のじょしがくせいのからだにつきささり。
あたりいちめん血の雨がふりそそぎました。
「いや
もう、やめて
ころすのなら私をコロシテ
ワタシヲ
コロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテ」
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