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繋がっていくのがわかる。それと同時に、目の前の彼女の存在が消えていくのを感じた。
『―――――――――好き』
と、僕の脳に直接伝わってきた。
――――――あぁ、僕もだよ。
僕の命の代わりに消えていく彼女の命。そして魂。存在。
それを感じ、気付いてしまった。
彼女のいない世界など、僕にとっては無に等しかった事に。
でも、もう遅い。
だから、せめて僕の中だけでも...君の存在を忘れてしまわぬようにと...、僕の半分を彼女に捧げた。
意識は、光とともに消えていった――――――。
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