第1話 腹の上の幼女

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まず最初に、ワンルームの部屋で俺が寝ているのを想像してほしい。シンプルなシングルベッドの上に仰向けの状態だ。 近くには机とテレビがあって、脱ぎっぱなしの上着や靴下で床が少し散らかっている。 よくある一人暮らしの光景...なのだが、もしも、俺のお腹の上に、スヤスヤと眠っている幼女がいたならどうなるだろう。とても異様な光景になるのではないだろうか。 「...夢...か」 異様な光景を目の当たりにした俺は、再び眠る事にした。 夢の中なのに眠るなんて可笑しな話だが、今はそんな事どうでもいい。早く夢から覚めなくてはならない。 幼女の頭部に、刺さったら痛そうな角が2本もあったからなおさらだ。早く寝よう。 俺は軽い眠りについた。
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