一日目

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立花「失礼します。立花巡査部長入ります。」 署長「ハイハイ、悪いね、呼び出して」 ここ裏和警察署の署長、安部清史郎警視正だ。 ここは埼玉県にある警察署と言うことになっているが、実質警察庁直属の対妖魔犯罪専門の警察署となっていて管轄は関東一円、全国に6署ある内の一つで、「たまたま関東の真ん中にある埼玉が選ばれただけ」ということだ。 署長「そうそう、新しいコーヒーてに入れてさ♪なんか立花くんにも飲ませてみたかったんだよ♪」 そういうと安部署長は札をだし空中に投げた。 又も札が燃えると今度はかなりの美女が制服を纏ってでてきた。 安部署長「頼むよ♪タマちゃん」 タマちゃんと呼ばれたのは使役された九尾の狐『 玉藻 』である。( ̄▽ ̄;) 立花「申し訳ないですね玉藻さん。」 玉藻「なに、構いませぬ、しかし主よ、仕事もせずにこう昼から『コウヒイ』なるものを飲んで遊び呆けてもよろしいので御座いますか。だいたい主には自覚と言う、・・・」 妖狐玉藻さんは絶世の美女である、中国、日本の権力者に取り入り悪事を重ねた九尾の狐なのだ。平安の世で安倍晴明の、子孫とその他もろもろに討たれ殺生石に封印されたのは表向きで、代々安部家当主の式神として、当主の教育係り兼乳母として使えている
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