憧れが崩れる瞬間

6/7
前へ
/3000ページ
次へ
しかも 『何でだよっ!!かかれっ!!かかってくれっ!!』 何度試みてもエンジンは ・・・・・ 『ど、どうしよう...こ、こんな所で...』 早くも問題が自分のキャパを越えてしまったようで、頭を抱えだす そして後部座席を振り向くと 『ケン、お前がなんとかしろっ!!!』 「そ、そんなこと言われても...」 遂にキレ始める 『出来ねぇなら最初から乗ってくるなよっ!!俺は本当は飯なんかに行きたくなかったんだっ!!』 (言っている事が滅茶苦茶だな...) 更に後ろのトラックから、けたたましいクラクションが ファァンファァーンッ!!!ファァンファァーンッ!!! こうしてオヤジは、お得意の現実逃避へと 『お、俺は...俺は...もう知らねっ!!!』 バタンっ!! (エッーッ?!) 乱暴に扉を閉めると自らの愛車を残し、何処かへ走り去った
/3000ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6988人が本棚に入れています
本棚に追加