第1章

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引っ越しと聞いた私はとりあえず反対する。というかこの状態で反論しないとか絶対ありえないし。 「なんで、いきなり?…というか、じゃ、みんなと一緒の中学行けないってこと?やだ、無理、反対!」 「でもしょうがないんだよね。今会社の業績右肩下がりで、転勤決まっちゃったし。」 分かった。お父さんの事情は分かった。でもだよ?うちの事情分かってないじゃん。せっかく友達と一緒の部活入るって決めたのに… 「我慢してくれよ。お父さんも行きたくないけどしょうがないんだよ。」 でもでも… 「なぁこの通りだよ。」 とか言っていきなり土下座し始めたからあきらめるしかないじゃん。我が家では土下座は最高の謝り方なんだもん。 しょうがない。引っ越ししてやるか、とかなんとか上から目線の言葉をお父さんはお母さんと私からさんざん言われて決まったのだった。でも大丈夫…だと思う!多分。 新しい学校でも頑張るぞ(^o^)/
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