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あれから、瑠鹿達は、瓶ヶ森に用がない事を知り
前に匿ってもらい、自分達が覚醒した森に戻ってきた
祐樹の両肩を担ぐ史と瑠鹿
瓶ヶ森で瑠鹿が何かをした後から、誰も話さない。
八雲達も、イェーガーと呼ばれた男、瑠鹿
アクリアヌスと呼ばれた男、史
訳がわからなく、頭を使ってみたが、どう切り出して良いかわからず、沈黙を守っていた
ザッザッザという足音しか響かない
そこに翼の音が聞こえてきた
「ホウ、ホウ・・・ホウ」
梟だった
「この前の梟か?俺たちは君達の言葉がわからない。もし、同じ梟だとしたら、この前の所に案内して欲しい。火も焚かせてほしい」
瑠鹿の言葉に梟は、飛び始め、瑠鹿たちの歩くペースにあわせて枝に止まる。
どうやら案内してくれているようだ
広い星が輝く場所に出た。前と同じところのようだ
梟は近くの枝に止まり、様子を伺っている
「ヤクモ、シホ、タカコ、わりーけど、枝を集めて火を焚いてくれ」
「わ、わかりました・・・」
何か言いたげな八雲だったが、瑠鹿の指示に従い、3人は森の中へ消えていった
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