第1章 ~王家の紋章~

2/12
前へ
/55ページ
次へ
あれから、瑠鹿達は、瓶ヶ森に用がない事を知り 前に匿ってもらい、自分達が覚醒した森に戻ってきた 祐樹の両肩を担ぐ史と瑠鹿 瓶ヶ森で瑠鹿が何かをした後から、誰も話さない。 八雲達も、イェーガーと呼ばれた男、瑠鹿 アクリアヌスと呼ばれた男、史 訳がわからなく、頭を使ってみたが、どう切り出して良いかわからず、沈黙を守っていた ザッザッザという足音しか響かない そこに翼の音が聞こえてきた 「ホウ、ホウ・・・ホウ」 梟だった 「この前の梟か?俺たちは君達の言葉がわからない。もし、同じ梟だとしたら、この前の所に案内して欲しい。火も焚かせてほしい」 瑠鹿の言葉に梟は、飛び始め、瑠鹿たちの歩くペースにあわせて枝に止まる。 どうやら案内してくれているようだ 広い星が輝く場所に出た。前と同じところのようだ 梟は近くの枝に止まり、様子を伺っている 「ヤクモ、シホ、タカコ、わりーけど、枝を集めて火を焚いてくれ」 「わ、わかりました・・・」 何か言いたげな八雲だったが、瑠鹿の指示に従い、3人は森の中へ消えていった
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加