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(でも、やっぱり血っていうのは大切なのかもしれない。。。
彼女たちは貴族だから、それも何かに影響するのかな。。。
僕には、ないものだ)
そんなことが頭をよぎりながらも、魔力を注いで行く。
すると、ポーッとしかし力強く、すべてを吸い込むような黒を帯びた光が魔法陣に降りそそいでいく。
(あれは。。。
魔族を召喚してしまうかもしれないわね)
「そなたか?我を呼び出したのは。
いや、質問の意味はないようだな。
邪念にまみれ、力を欲しておる。一生手に入ることはないとわかっている力を……」
「吉岡くん、離れなさい!!!」
「離れろ、吉岡!!!」
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