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「力を与えてくれるのであれば、僕はあなたとーーー」
「待ちなさい!」
再び止める聖子。
やはり一同は、聖子の言っている意味がわからない。
「そいつと契約したら、あなたの人生はここで終わるようなものよ?
そいつはーーー」
「人聞きの悪いことを言う。よい、言わずとも自分で名乗る」
その言葉とともに、漆黒の翼がはえた骸骨へと姿を変えてゆく。
「我は、死神だ」
神。まごう事なき、神。しかし、忌み嫌われる、神。それが、死神。
「どうだ?神である我と、契約を結ぶか?先も言ったが、今の方が説得力があるだろう。力は保証する」
吉岡を誘惑する死神
「やめなさい、吉岡くん。あなたの人生が、今までの努力が不意になってしまうわ」
とめる聖子
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