絶対的な勇者様

死神

(帰結点が、まるで違うよ、死神。君は人間が滅ぶことが最終地点だ。僕は、人間が滅ぶくらいなら、差別はなくならなくていいんだ。全然違うだろう？)

(ふむ、なるほど、確かに違うな。
しかし、どちらにせよお主にはそこで我の行動を見ている以外の道は残されておらん。まぁ、完全に我に取り込まれるという道ならば残っているがな)

(いや、見ておくよ。確かに帰結点は違うけれど、これは僕が招いた失態だ。見ていることで解決策があるかもしれない)

(ふはははは！そんな道は残されていないと思うぞ)

(諦めるよりはましだろう？)