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「遊馬人形は今も居なくなるよ。
でも、黒井の翼が付いているお蔭かな。
あれ、どこに居ても察知できるから連れ戻している」
どうも、
自分を見ているようだ。
何度も、連れ戻される。
真里谷と、テレビを見ながら和んでしまった。
真里谷も、
俺とならば能力の制限を気にしないので、
気楽なのだそうだ。
ふと、事故だけ当てる預言者の話になると、
真里谷も噂で知っていた。
「三年だと聞いたよ、
ちなみに、ウチの高校のね」
予言ではなく、
過去が教えている未来を読んでいると、
周囲には言っているのだそうだ。
秀才で、
中学時代は地味で全く記憶にも残らない少年だった。
高校になり、
ある日、黒板に事故の予測をした。
それは、
見事に当たっていた。
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