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どうしても行ってみたかった、
奥ノ院がどのようなものか知りたかった。
祭りは二晩夜通しで続くが、
真夜中では交代で火を灯し続けるだけで、
他は仮眠していた。
ちょっとだけ、
奥ノ院を見てこよう。
真夜中に洞窟へと入った。
本当の闇の中では、海中電灯では頼りない。
足元に何かがあったと思った瞬間、
頭に衝撃が走る。
事故現場は、洞窟と分かったが、
色々、不審な点が多い。
まずこの女性、祖母らしいが、
何故五年経過した今、相談しているのだろうか。
「優一…」
女性は、消えた優一を探して、
部屋中を歩いていた。
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