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女性の説明によると、
孫には失踪する前に悪い噂があった。
生徒の親とデキしまったとか、
生徒とデキているとかの類だった。
噂だと信じていたが、
失踪した時期に生徒も一人失踪し、
駆け落ちとの噂になった。
それを激怒した女性の亭主(有働の祖父)が探すなと言ったのだ。
その亭主が亡くなり、
やはり孫の行方が気になってしまった。
女性の言葉に嘘は無かった。
俺も、もう一つ気になっていた謎が解けた。
奥ノ院は、迷路の中に在ると言った生徒は、
何故、
自分達は迷わずに行けるのか教えなかったのだろうか。
それは、
デキているの噂に、何か信憑性があり、
生徒として先生を不審に思っていたのではないか。
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