第一章 海の祠

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 俺は、霊能力者の家系に生まれながら、 霊の類に対しては全く役立たずで、 しかも、霊が見えないし聞こえない。 それでも、霊能力者もやっているので、 偽霊能力者、自称詐欺師だ。 でも、 本業は高校生。  直哉も、同じ高校のクラスメートで、 同じ霊能力者の家系だが、 霊感というものはない。  霊感は無いが、 他の能力はある。 俺は、母が霊能力者というマイナーな仕事を引き受ける代償? として天から貰った天使で、 直哉も天人に近い。  故に普通じゃない能力を使う。 占いの相談者に対して、 俺は水を媒体に相談者の過去を見る、 直哉は千里眼で現状を見ていた。
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