第一章 海の祠

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 それが、連絡が突然来なくなり、 失踪したとの連絡を受けた。  後ろから、見た過去のメモを蓮に渡すと、 蓮からもメモがやってきた。 『女性の右横に立っている』  蓮がそれらしく、 孫の情報を女性に確認すると、 何も言っていないのに分かるものなのですか?と女性が驚いていた。  知っていると言うことをアピールして、 次に起こる不思議なことを紛らわせる。 不思議が一つ存在するならば、 いくつ存在していてもおかしくはないという理論だ。  どこに居るのかは、 本人に聞くのが一番早い。 しかし、 立っているのが俺に見えないということは、 霊だ。 少なくとも死んでいる。
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