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不敵に笑った彼は、その表情とは裏腹な優しいキスを乳房に落とすと桜色の頂きに生温かい舌を這わせた。
「ハシタナイ女」
言葉で蔑みながら執拗に舐められ、やがてはち切れそうなほどに膨らんだ円錐を彼はカチリと歯で噛み始める。
「うっ…やぁぁっ!」
上半身に走った泣き叫びそうなほどの痛みと、下半身に繰り返される狂いそうなほどの快楽が私の身体をふたつに切り裂いて行くようだ。
「もっと泣けよ。
オマエが泣けば泣くほどゾクゾクすんだよ」
そう言って彼は沈めていた指をまた一本増やした。
「あーあ…まだ入るの?」
全てを壊し合うような彼との戯れは、きっと永遠に終わらない。
それでも…これが私に出来る唯一の罪滅ぼし。
終わりなき憎しみ。
けれど…これもひとつの愛の形。
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