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「ヨダレまで垂らして、ホントにオマエって最低だな」
繰り返される寸前の罰で締まりのなくなった唇からこぼれ出した恥汁を彼の舌がペロリと舐めた。
「…汚い…から…」
「ああ汚ねーな。ホントに汚くてゾッとするわ」
そう言いながらもくちゅりと絡められた舌を夢中で貪る私の姿は、どこまでも淫靡に違いない。
やがて彼が容赦なく私を壊し始める。
脳までが揺らされるほど、激しく打ち付けられた彼の腰で私の身体はガクガクと震えて弛緩した。
それと同時に身体の奥に熱い飛沫が弾けたのを確かに感じる。
幸福すぎるその感触を噛みしめながら私の瞼に浮かぶのは…。
ヒメムラサキの咲く丘で、触れるだけのキスをしたあの日の彼と私。
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