第1章 病気と向き合うこと

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8月6日、治療開始。 ステロイドの点滴から始まりました。3日間決まった量を同じ時間に打ちます。 これは、率直にいうとかなり具合が悪くなりました。 この時にはまだ頭痛があり動けません。さらにステロイドの影響で吐き気があり、どうすれば良いのかわかりません。 ただただ、耐えるしかありませんでした。ですが身体が慣れてくるようで、3日目には大分楽になりました。 始まれば、終わらないものはない。 点滴も終わり、効果を調べます。入院したときに行った検査を繰り返し行います。 最初の検査の結果と、比べて改善が見られれば効果があり、急性期治療は終わり、継続的治療に切り替わります。 残念ながら、改善が見られなければ、急性期治療を継続します。 この時には、効果があり改善が見られたので、急性期治療は無事に終了し、それに伴い退院しました。 20148月12日退院 退院するときの注意があります。 多発性硬化症は、特定疾患と呼ばれる病気に分けられ、治療費のほとんどが公費で支払われます。 その為には、住んでいる地区の保険センターで特定疾患の申請をしなければなりません。申請には特定疾患の診断を受けていなければなりません。 審査に通れば、「特定疾患受給者証」と呼ばれる紙が郵送されてきます。 今後、病院にかかるときに受付に提示すれば治療費の一部が公費負担になります。 私の場合ですが、退院の時点では病名が確定していませんでした。 確定した診断書は8月15日にもらえましたのですぐに申請しましたが、 「申請した日からの治療費が対象になります。」と言われました。つまり、今回の入院は、対象外です。20万以上かかったので厳しいですね。 もし、特定疾患の可能性がありましたら、支払いについて病院と相談した方がいいです。私の場合では、15日以降に支払いをすれば、対象になったかもしれませんでした。
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