第1章 病気と向き合うこと

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2014.12月22日 ほとんど仕事に行けなくなっていました。 依然として症状はおさまらないので、MRIを撮ることになりました。 炎症は良くなってきているそうです。 それでも、症状が良くならないのは、鬱気味だからではないか、と言われました。 家族のこと、病気のこと、仕事のこと、うまく動かない身体が精神的に追い詰めて行ったのかもしれません。 鬱症状のある患者に対して、アボネックスの使用を中止することが推奨されているので、飲み薬のジレニアに変更することになりました。 ジレニアは、初回使用時に心拍数が下がるので、経過観察が必要になります。 また、入院になりました。しかも、ベッドの空きがなく、年の瀬が近いので、年が明けてから、2015.1月7日からです。その間は薬はありませんし、仕事をできるだけ休みたくなかったので、入院を早められないかお願いしました。 しかし、 「アボネックスは継続して効果がある薬なので、ジレニアを飲み始めるまで少し期間が空いても、問題ありません。心配しなくてもいいですよ。」 と言われましたので、渋々、年明けになりました。 ですが、おかげさまで成人してから初めて、正月を休めました。 ちなみに娘は、この時期には『掴まり立ち』してました。 毎日、ひっくり返って頭をごっちんして泣いてました。それでも、めげずにやり続ける娘を見て感動してました。私も頑張ろうと思いました。 病気になって良かったことが2つあります。 娘と居れたこと、正月休めたこと。 娘と居たくて、病気になったんじゃないかとも思ってみたり、こんな病気にならなければ一緒にいられない程の、価値を秘めているかもしれないとも思ってみました。 何事も表裏一体で、悪いことがあっても、視点を変えれば、それが良いことにも繋がっています。
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