序章

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周りに人影等、見る限り無いみたいだ。 そして、その代わりに木々がグルリと周りを囲んでいる。 多分、そんな広くないんだろうけど 森? みたいな所だろうか 不思議に思う春樹 ここは、都会のど真ん中なのだ。 森等、有はずがない 公園か? 春樹は、首を傾げた。 まぁ、公園なら直ぐに人通りの有る所に出られるだろう。 そう安易に考える。 常に持ち歩いてる鞄を持とうと、周りを見渡した。 あれ? 鞄が見当たらない 春樹は、ハッとし やってしまったと、頭に手を置く 酒屋に忘れたらしい。 酒屋に電話したいが 携帯は、鞄の中だし… そうだ、携帯が有ったらGPSでこの場所も検索出来たのに… 最悪だ。 仕方ない、取り合えず歩いてみよう そう思い 春樹は、その場を離れた。 そして、公園の中を歩き回る。 しかし、それにしても人気の無い公園だ。 日曜だと言うのに… まぁ、遊具とかも無いし 仕方無いか。 スーッと、吹き抜ける風がまだ寒い 春先だから仕方無いけど そして、上着は、何処に行ったんだ? きっと酒屋だな ッチ しばらく禁酒だ。 春樹は、ハァと溜め息を漏らした。 その時 「誰だ! そこで何をしている!?」
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