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豚?猿?コウモリ?牛?
何だかは、解らなが
取り合えず、恐ろしくも不気味な見るも堪えない
醜い生き物と今、
樹は、対峙していた。
「人間だ!」
「食え食え!!」
「ハアハア」
等と言っている三匹の化け物は、一斉に春樹へと突進する。
それを春樹は、一睨みし
刀を振るった。
それは、一瞬にして終わった。
たった一振りで、化け物達をドサっと横たえたのだ。
「コウ、これが今夜の晩飯ですか?」
そう、コウに振り替える春樹
「ああ、私は、それが好物だが?
ハルキが嫌ならば、私が一人で食そう」
春樹の後ろから現れたコウは、綺麗に笑った。
「しかし、鮮やかなものよ
さして傷口もないではないか」
コウは、三匹の死体を眺めて感心する様に言った。
必殺である。
「だって、こんなのの血飛沫を浴びたくはないでしょ?」
ニコッと、笑う春樹だが
不釣り合い過ぎる台詞に、苦笑してしまうコウ。
春樹の力は、メキメキと上達し
今や、一人で森に繰り出してしまう始末
今でも春樹を心配しているコウは、気が気ではない。
春樹が居なくなる度に、探し回らなければならなくなってしまった。
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