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さらっとすごいことを言う新太に驚いて言葉が出ない海斗と龍也。
「新太は心配しすぎだよ。わたし、大丈夫だよ?」
「…つか、お前すげーな」
呆れたようにいう海斗。
「いっとくけど、円が狙われる率高校の時の比じゃねえから。大学とか人数多いからしょっちゅう声掛けられるし、」
ふてくされたようにいう新太をなだめるように円がいう。
「そんなことないよ。新太のこと言えばみんな分かってくれるよ?」
「でも、」
「まっ、せっかく4人集まれたし今日はその話終わり」
今回集まったのは、高校の文化祭に遊びに行くためである。
4人はカフェを出て、高校に向かった。
「高校行くの久しぶりだね」
「かっちゃん元気かな」
4人の3年のときの担任である、通称かっちゃん。親しみやすさから生徒人気抜群の教師だった。特に悪目立ちしていた新太たちはとてもお世話になった。
「相変わらずだろうよ」
笑いながら新太が言う。
「そういや石本ってまだいるの?」
海斗が思い出したように言う。
「あー、いるんじゃない?」
「いんのかー、あんま会いたくねえな」
「同感」
他愛もない話をしながら、歩いているとすぐに高校に到着した。
校門は装飾され、大きく看板もでている。
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