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中庭にはいくつかの屋台が出ており、焼きそばやたこ焼きを始め、クレープやワッフルなどスイーツまで幅広く出ていた。
「あ、かっちゃんだ!」
森田がひとつの屋台の方を指さした。4人はその屋台の方に近づいた。
「かっちゃん、久々ー!」
「おお!お前らきてたのか!」
「先生お久しぶりです」
「松倉、髪染めたんだな。いやでも、金とかにしてたらどうしようかと思ったよ」
「どういうことですか?」
笑いながら円は聞き返した。
「俺はね、松倉がちゃんとしてくれてて嬉しいんだよ。周りにこんなんばっかだったし、新太が銀に髪染めてきたときは胃が痛かったよ」
先生はそういって新太の方を見た。新太が気まずそうに苦笑いだ。
「ねえ、ここ先生のクラスー?」
屋台で作られるクレープを眺めて、龍也が聞く。
「そうだよ。買っててくれるか?」
「えー、かっちゃん買ってくれないの?」
「なんで、俺が奢らないといけないんだよ」
「いいじゃん、久しぶりに教え子が会いに来たんだよ?」
「あのなあ、」
半ば呆れている先生に救いの手か、生徒が先生を呼びにきた。
「かっちゃん先生、ちょっといいですか?」
「どうした?」
そのまま慌ただしくどこかに行ってしまった先生。
「先生変わってないね」
「な、」
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