07 #2

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身体にガツンと強い衝撃を受けた後、大きな音が止んだ。 「ケ…イ…?」 「うッ…っつ…」 俺の胸の中から、コハルのか細い声。 「大丈夫か!?」 「おい!古賀!!」 次々に声がかけられるけれど、頭にズンズンと痛みが走り、応えることが出来ない。 身体の上から、痛くて仕方なかった重みが取り除かれる。 「ケイ…!」 「コ…ハル…」 俺の腕の中からコハルが起き上がる。 間に合ったのか…? 「コハル…けがは…」 「あたしより、ケイだよ!!」 視線を上に向けると、涙を浮かべてコハルが俺を見ている。 「いてぇなぁ…」 そういえば、身体中が痛い。 「ケイ!ケイ!!」 ポタポタとコハルの涙が俺へと落ちてくる。 ・
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