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「とりあえず、ケイ、大丈夫そうね!じゃあ、さっさと帰る準備しましょ」
「え?もう?」
ケイが目を覚ましたばかりなのに、早速退院しようと急かすリカコちゃん。
「だって、額縫ったぐらいでベット占領してちゃ悪いもの」
「理香子ちゃん、相変わらず、せっかちね~」
お母さんは苦笑いながらも、やっぱり鞄や私の荷物などを確認している。
「ケイがコハルちゃんを押し倒してもいけないし~?」
「リ、リカコちゃん!!」
「病院では押し倒さねーよ」
「じゃあ、病院以外で押し倒す気なんだ」
「シン!!」
だから、古賀家の会話はストレートすぎるんだってば!!
キスを見られて、とんでもない会話を聞かされて、あたしの顔はまっかっか。
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