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「ま、でも、よかったんじゃね?収まる所に収まって」
「ホント、焦れったかったわね~。長かったわ」
「いいじゃない。恋愛にはタイミングっていうものもあるでしょ?」
「ツキちゃん、詩人だな~。ただ単に二人とも鈍感なだけだろ?」
「そう!そう!当人以外、みーんな、二人の気持ちに気付いてたのに。
うちのバカ息子がヘタレだったばかりに。草食系なんてクソくらえよ!」
……お願い。3人の口を、誰か止めてください。
言いたい放題のシンとリカコちゃんとお母さん。その上
「ま、そういうことだから、よろしく」
ケイがあたしの肩を抱いて、にっこり笑顔を作った。
突然のことで、固まるあたし。
「うわ~!」
と、すっごく嫌そうな顔でシンが仰け反った。
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