第1章

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寮から学校までは、 徒歩で5分くらい。 「…あ、琴くん!おはー」 「ん、おはよ…」 もともと内気な性格なため、 話すのが苦手な僕。 話しかけてきたのは、同じクラスで特待生の 金森 淳 (カナモリ ジュン)くん。 身長は、170より少し上くらいかな? 僕は、まだ160ちょっとしかないから羨ましい… 「…いつもより、元気…だね?」 「あ、わかるー?えへへっ」 えへへっなんて、高校生が言ったら気持ち悪いとすら思うのに、 淳くんだと平気。 どっちかというと、似合うと思う… 「実はね、今日は美香ちゃんとデートすんだー」 「…!よかったね…!」 美香ちゃんていうのは、隣のクラスの女子で淳くんの彼女さん。 お金持ちだけど、優しくておとなしい子。 中学校のときから、付き合ってて周りも公認してる仲なんだ。 「…どこ…いくの?」 「んー…。今日は、カフェかなー」 おしゃれ…! カフェだって! 僕、あんまり行かないけど… 「…楽しんできて、ね?」 「おーぅ!」 淳くんとそんな話をしてるうちに、 自分達の教室についた。 ※ 作者の駄絵入ります…m(__)m image=490330678.jpg
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