エニグマ・ミステリー 起

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まあ、そんなことは良い。 「何か分かったのか?」 身を乗り出して尋ねてみるが、不安定な円卓がカタカタと揺れた。 俺には分からなかったが、奴には何か! 「え?ああ、何も」 そう真顔で言った五男梨と 「……痛っ!」 頭に軽い痛みを伴った俺。その間、0.4秒。つまり、少々被り気味で姫路さんは俺を叩いたわけだ。 「柊、ただの甘党はいらない。家に帰れ」 「……はい」 色々やっていた結果、夕方、五時頃の話だった。
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