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終わりのはずなのに
目覚ましの煩わしい音で目が覚める。
カレンダーを見て溜め息を一つ。
ああ、またか。また駄目だったのか。
もう何回目だろうか。解らない。
確か20はとうに超えている。
そこら辺から数えるのも億劫になった。
「・・・問題ない。大丈夫、だいじょうぶ」
今度こそ、うまくいく。
もはや口癖になってしまった言葉を口ずさむ。
大丈夫、大丈夫。
だいじょうぶ。
しわ一つない真新しい制服に袖を通した。
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