第12章

6/6
前へ
/162ページ
次へ
声がしたので扉の方に目を向けると、そこには俺とユイのことを覗く6つの瞳があった。 メイ「パパとユイちゃんは仲良しだね~。」 フロー「メイよ、ユイ殿のことはママと呼んでやれ。」ニヤリ クゥ「ワンッ」ニヤッ メイ「じゃあ、ユイちゃんがメイのママなんだね。」 フローのやつ余計なこと言いやがって。それにクゥも心なしかにやけてる。 ユイ「マ、ママですか////」 あっ、これ収拾つかなくなった。 戦争から1ヶ月が経った。その間には特に何もなく、ただ一つ変化があるとしたら俺とユイの雰囲気が変わったらしい。 知り合いに会った時の顔が全員ニヤニヤしている。特にリーシャさんに会った時はだいぶからかわれた。まぁ、ユイがだけど。 皆からはもう完全に夫婦みたいと言われてはユイの顔が赤くなる。俺は恥ずかしいより嬉しいがだいぶ勝ってるから赤くなったりはしないけど。 夫婦みたいって言われるのは、多分習慣からきてると俺は思う。振り返ってみるとユイの作る弁当や料理を食べてユイとメイの3人でよく出掛けたり、部屋でのんびりしてるから行動が最早夫婦そのものだからだと思う。 俺はこういう何気ない1日こそが後で振り返って幸せを実感させるのかな、なんて時々思うようになってきた。でもまた、魔族イベントで忙しくなるだろうから今のうちにユイやメイとイチャイチャしまくる!
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1360人が本棚に入れています
本棚に追加