第1章:旅立ちの朝

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〔青い屋根の家〕 「そろそろ起きなさい」 部屋の戸の向こうから、少年の母が声をかける。 少年「……。…………。」 しかし、少年が目を覚ます気配はなく。 「いい加減起きなさい!今日は大切な儀式の日でしょう!!」 痺れを切らした母の手によって、暖かな布団から追い出されたのだった。 眠い目を擦りながら居間へ向かう少年。 父と妹、そして母が待つ食卓。 4人揃っての朝食で、彼の朝は始まる。  
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