第1章:旅立ちの朝

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〔赤い屋根の家〕 村で一二の愛らしさ、と言われるその顔に朝陽が差す。 少女「……ん…、朝だね……」 その眩しさに目を開くと、誰にともなく呟く。 居間へ向かえば、少女の母が食卓に朝食を並べていた。 父はまだ寝ているようだ。 「お父さん起こしてきて!」 母にそう言われ、両親の寝室へ向かう。 食卓に父が着けば、3人揃っての朝食。 これが少女の、一日の始まり。  
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