The eye and the angel.

19/32
前へ
/179ページ
次へ
「じゃあなんで、あんたは俺を助けてくれたんだ? たとえ俺が死んだって、あんたには関係ないんじゃないか?」  その言葉に、再びパルスは背を向ける。感情の色がなかったその佇まいに、ふと、どこかさみしげな気配が宿った。 「――――仕事だから」 「……え?」 「私は統括企業の暗殺を止めることを生業とする組織『ナイトウィッシュ』のリライター――――すなわち、運命を書き換える者。それが、私の仕事」
/179ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加