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図星を突かれ、トワは所在無さげに頬を掻く。
「そのことについて、説明した方がいいんじゃないですか? ミズトお兄さん」
くすくすと、いたずらっぽく笑いながら言うレニに、ミズトは微笑みながら頷いて見せた。
「そうだね。トワ君、僕たちは、なにも暗殺組織に対抗する武装組織ってわけじゃない。もちろん戦うことはあるけれど、それも暗殺を止める手段の一つにすぎない。むしろ僕たちは、この街から争いをなくすために活動している」
「戦う力を持つのは、私を含むリライターのみ……ほんの数人よ。チームのほとんどの人間は情報収集のプロや、機械工学の専門家など。戦える人間は少ないわ」
ミズトの言葉を引き継ぐようにして、壁に寄りかかっていたパルスが言う。
「そう。なぜなら僕たちの具体的な目的はただ一つ――――この浮遊都市を、崩壊から守ることなんだからね」
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