プロローグ

3/4

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「今日は風が強いんだな…」 剣の修行で訪れた訓練兵修練場に、夜風が吹きつけていた。 宿舎のふかふかのベッドの上で、俺はボソリと言った。 「ココを出るのは、少し先延ばしにした方がいいでしょうね」 同じ部屋の兵士が軽く笑う。 「いや、出るよ。明日には風も収まってるんじゃないかな」 俺は夜空に浮かぶ満月を眺めながら、ゆっくりと眠りについた。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加