プロローグ

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「もう一ヶ月経っちまったのか…なんだかあっという間だったような、長かったような」 修練場の訓練隊長は笑いながら、俺の肩を叩いた。 「とってもいい経験させてもらいました。隊長とは、まだ決着ついてないんですから、また来ますよ」 「ああ、いつでも来い!」 馬小屋に着くと、俺はエポナの側に駆け寄り、縄を外してエポナを外へと連れ出した。 「次は何処へ行くんだ?リンク」 隊長の質問に俺はゆっくりと空を見上げてから答えた。 風が吹き出した。 心地よく、少し冷んやりしている春風だ。
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