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数時間前……
「ここ、テストでるかんなー」
キーンコーンカーンコーン
「授業終わり、号令かけろ」
授業の終わりのチャイムがなる。
しばらくして担任がきてHRが始まる。
起立 礼 お願いします
「みんなも知ってると思うが、」
「最近、不審者が出没してるから気おつけるように」
「しかもストーカーだから女子は人一倍気よつけろ」
クラスの男子がこう言う。
「先生ー犯人、青谷じゃないですかー」
「おい、俺の訳ねーだろーが(笑)」
教室内が笑いに包まれる。
そして、そのほか事務連絡が終わり、
号令がかかる。今日も一日が終わった。
ガヤガヤガヤガヤ
教室内は騒ぎだす。
俺は、そんなことを気にも止めずに
帰り支度をそそくさと済ませる。
俺には、彼女がいた。
「じゃーな、非リアども」
「おうおう、リア充はいいね」
「…………」
俺は、帰りのHRが終わると彼女がいる、隣のクラスの教室へ向かった。
彼女の名前は、白須陽子。
陽子とは、幼稚園の頃からの幼なじみだった。
幼稚園の頃からずっと好きだった。
高校も同じ高校に入った。
最近、親友の後押しで告白した。
ようやく陽子と付き合えた。
幸せな日々が続くと思っていた。
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