第1話 彼女にさわれない

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数時間前…… 「ここ、テストでるかんなー」 キーンコーンカーンコーン 「授業終わり、号令かけろ」 授業の終わりのチャイムがなる。 しばらくして担任がきてHRが始まる。 起立 礼 お願いします 「みんなも知ってると思うが、」 「最近、不審者が出没してるから気おつけるように」 「しかもストーカーだから女子は人一倍気よつけろ」 クラスの男子がこう言う。 「先生ー犯人、青谷じゃないですかー」 「おい、俺の訳ねーだろーが(笑)」 教室内が笑いに包まれる。 そして、そのほか事務連絡が終わり、 号令がかかる。今日も一日が終わった。 ガヤガヤガヤガヤ 教室内は騒ぎだす。 俺は、そんなことを気にも止めずに 帰り支度をそそくさと済ませる。 俺には、彼女がいた。 「じゃーな、非リアども」 「おうおう、リア充はいいね」 「…………」 俺は、帰りのHRが終わると彼女がいる、隣のクラスの教室へ向かった。 彼女の名前は、白須陽子。 陽子とは、幼稚園の頃からの幼なじみだった。 幼稚園の頃からずっと好きだった。 高校も同じ高校に入った。 最近、親友の後押しで告白した。 ようやく陽子と付き合えた。 幸せな日々が続くと思っていた。
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