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帰り道のことだった、
付き合う前はバス通いだったが
付き合ってからは、徒歩で帰っていた。
いつも通り陽子と他愛もない会話を楽しみながら徒歩で帰宅していた。
しばらく歩いているとずっと同じリズム足音が聞こえることに気づいた。
振り返ると後ろから黒い服に身を包んだ人がついてきているのに気づいた。
また、しばらくして振り返るとそいつの姿は、消えていた。
(不審者か)
俺は、陽子の家の近道である路地で陽子とわかれて、
自分の帰路についた。
俺は、あの不審者が気がかりだった。
そのあと妙な胸騒ぎをおぼえた。
『彼女があぶないよ』
声が聞こえたきがした。
俺は、陽子の方へ向かった。
陽子の後ろ姿の前にあの黒い服が見えた。
そいつの手には、ナイフらしきものが光って見えた。
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