第4話 交錯する想い
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「告乃。朝食まだですよね? 今から準備しますので」 デュークが立ち上がり、告乃に席を譲る。 俺は二の句が継げられなくて、タブレット用のペンを持ったまま2人の動きを見ていた。 「……蒲生君…、聞いてる?」 心配げに眉をよせ、身を乗り出してくる。 窓の外は晴天らしく、部屋の仲は明るくて清々しいのに。 なのに、俺の内は……。
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