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知ってしまったハルは
何も気付かない王子に
私をこんなに苦しめる原因を作った王子に
敵対心を抱くようになった。
だからといって
ハルには
私を魔界から救おうと言う気持ちはない。
気持ちがあったとしても
ハルには
そんな力がない。
ただ、ハルは
自分の方が
姫である私を
幸せに出来ると考えたのだ。
執拗に
私と接点を持とうとするハル。
魔に染まるのを
少しでも避けるため
必要以上に
魔界の住人との接点を避けようとする私。
そんな私に
ハルの想いは届かない。
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