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相変わらず
何が起きたのかなんて
詳しい事は一切わからない。
でも、解放されたのだ、
魔界の者達の監視から。
私を自殺へ導こうと
魔界から届く
くもの糸のように絡みついてた負
それが綺麗さっぱりなくなったのだ。
先月までの
つきまとうような倦怠感や
理由のない悲壮感、
それらから解放された時
私の身体は驚く程軽くなった。
ナオ君は
私の生気がないと言っていた。
それは確かに
たくさんの人を鑑定した疲れも原因とは言える。
でも、
ナオ君には視えているんじゃいかと思った。
私に起きている事全てを
読み解いてるとは思えないけれど
私につきまとう負には
気づいてるんだと思った。
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