異界から ④

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相変わらず 何が起きたのかなんて 詳しい事は一切わからない。 でも、解放されたのだ、 魔界の者達の監視から。 私を自殺へ導こうと 魔界から届く くもの糸のように絡みついてた負 それが綺麗さっぱりなくなったのだ。 先月までの つきまとうような倦怠感や 理由のない悲壮感、 それらから解放された時 私の身体は驚く程軽くなった。 ナオ君は 私の生気がないと言っていた。 それは確かに たくさんの人を鑑定した疲れも原因とは言える。 でも、 ナオ君には視えているんじゃいかと思った。 私に起きている事全てを 読み解いてるとは思えないけれど 私につきまとう負には 気づいてるんだと思った。
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