第8章 春の花火
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それでも 「いいんだよ、それで」 指をパチンとはじいて 社長だけはそんな僕に優しく微笑んでくれる。 「何がうけるか、俺たち業界の人間が試行錯誤して考えるだろ?それでも敵わない時があるんだよ。素人の威力に」 社長が合図すると 秘書の女性がPCの画面くるりと回して僕らに見せてくれた。 そこに映しだされたデーター。 「バッカスの世話係、SNSの検索ワード1位だ」
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