第8章 春の花火

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「ええ~」 「僕たちは?」 「ずるいよ、なんで2人だけ!」 ぶうたれる他の3人に 「おまえたちは今から激辛料理店のロケだ。悠月は辛いもの一切ダメだから、ドラマの撮影で休みってことにして。うん、ちょうどいいだろ」 社長はやり手の顔に戻って淡々と告げる。 「げ、激辛料理っすか?」 「ああ。目にしみるらしいから注意しろよ」 リーダーはげんなりして それでも 「おい、行くぞ」 他の2人を促し渋々社長室を出て行った。
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