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「じゃあ!」
「えぇ、良いですよ。ただし!…シスターと神父様の許可を得てからです。地下ホールは元々この教会の臨時治療室ですから。いいですね?」
「うん!わかった!」
青年の問いにルイが笑顔で答え、青年が微笑む。すると
コン!コン!!
「朝早くごめんなさい、ラナ、起きてますか?」
ドアが2回ノックされ、ドアの向こうから女性が青年に声をかける。
「えぇ、ちょっと待ってください」
青年(ラナ)がルイの脇を通り過ぎてドアを開ける。
「あっ、ミリーさん!?どうしました?こんなに朝早く…まさか、寝室で何か?」
「い、いや、そうじゃなくて!……キッチンのコンロが動かないので、後で見てもらいたいと思って…」
女性(ミリー)がラナの早とちりをあわてて訂正し、困ったように長いブロンドの髪を耳にかける。
「あっ、なるほど…いいですよ。すぐに見てみます。その代わりと言っては難ですが、後で地下を借りてもいいですか?」
「地下を?……もしかして、またやるんですか?」
「えぇ、まぁ、ルイの希望で……ダメですか?」
ラナの問いにしばらく考え込んでいたミリーだったが、ラナとルイの顔を交互に見て大きめなため息をついた。
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