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「やはりアソコスキー先生は詳しいでおじゃるなあ」
「今ハ、ガムガ入ッテルダケネ…sorry… イナリ先生、“ガム”ジャナク二人デ使ウ“ゴム”ダッタネ」
特殊部隊出身のデカイ・アソコスキー先生がギザギザの小袋を胸ポケットから出して見せる。
学校では付き合っていることは内緒にしている恋人・玉袋慰成麿(タマブクロ イナリマロ)先生は、熱い昨夜を思い出したのか、ダダスーツの太股部分を引っ張り赤い顔で照れている。
そんなバレバレの二人の関係を知らぬ者は、一部を除いた生徒達と校長ぐらいだ。
二人と理解できていない校長以外が寒い会話に氷点下の極寒の地へ…
「じゅ…重量、サイズ、耐熱性の面から選ばれていたのではないかと」
「ならば我が校でも我が校らしい“ばれんたいん”とやらの祝いをせねばな」
この瞬間、校長の脳裏にまた良からぬことが閃いたことを全員が感じ取った。
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