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局長の近藤勇と副長の土方歳三。
その下に僕や彼女、その他多くの仲間達。
僕等は新撰組の二枚看板として、近藤さん達を守るために日々戦った。
みんなを守りたい。
共に歩みたい。
離れたくない。
その気持ちは同じはずだった。
事実、僕と彼女は恋仲同士でもあったから。
『悪りぃが、総司は江戸に帰れ。あいつには残ってもらうが』
だから、唐突に告げられたその言葉を受け入れることは、出来なかった。
『な、んでですかっ!? 僕はここで、剣の腕を近藤さんの役に立てると決めてるんですよ!』
いくら抗議しても土方さんは全く聞き入れてくれない。
それどころか最後には、ここで切腹をするか大人しく江戸に帰るかの二択を迫られた。
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