114人が本棚に入れています
本棚に追加
「どこに行ってたの?」
BAが心配そうに駆け寄ってくる。
「だから大丈夫だといったろう? SARUは普通の子供じゃないんだから」
そう言ってあきれるように笑うのはJI。
「それでも心配するのが親なんですよ」
桃子がそういえば「その通りです」とINUが賛同する。
そして、みんなの目が私に向いた。
「誰、なの?」
BAの言葉にハッとさせられる。
そうか、私、時空石の呪縛を解かれて大きくなったんだ。
「KIJIだよ」
ぶっきらぼうなSARUの声に誰もが「え?」と声を上げる。
だよね、いきなりこんな成長なんて驚く方が当たり前だ。
最初のコメントを投稿しよう!