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「ねぇ、桃太郎兄、ノズミ兄は?」
「あー、そういや見ねぇな?」
そして、ここにはやっぱりノズミは帰ってきてない
当たり前だけど。
「きっと、七美が現れたからだね」
「誰? 七美って」
桃子の声にSARUは「うーん」と唸る。
「俺も良くわかんないんだけどさ――」
SARUは先ほど起きた出来事を話し始めた。
時空湖のこと、時空石のこと、そして自分のこと。
「そんなっ、私がONIだなんて!」
「うん、違うよ」
私の答えにBAは大きな目を私に向けた。
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