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『綺麗だと思わないか? ラファエル』 ルシファーはいつもうっとりするように青い星を眺めていた。 『なのに、この宝石を壊そうとする輩がいる』 ルシファーは人間が嫌いだった。 『なんと利己的で愚かな生き物なのか。自らの揺りかごを破壊する行為に明け暮れるとは』 だけど、その意見に私は頷いた。 『ラファエル、地球を守らないか?』 時空石を使えば、それは容易いことだった。 『これは、天罰なんだよ。父なる神も分かってくれるはずだ』 けれど、塵芥から作った私達より、神は自らの魂のかけらを使って作り上げた人間を、愛してた――。 「私はそれを手伝ったから、一緒に堕天されてしまったの」 記憶を一切消されて、人間として生きて死ぬはずだったのに――。
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