過去

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「だけど、ノズミさえ何とかすれば人類は地球に戻れるのでは?」 「ってか、人間が嫌いならくれないんじゃない?」 INUと桃子も頭を抱えてる。 「なら奪えばいい」 そう言ったのはSARUだった。 「っつかさ、話せば分かんじゃね? ノズミ、いいやつだしさ」 変態だけど、なんて付け加えて桃太郎兄が笑う。 「うん、私もそう思うよ」 人間と触れてあったせいでノズミ兄も悩んでるんじゃないかな? だから、ここでのKIBI錠作りを諦めめて、過去に飛んだのかもしれない。 あのときの過ちを止めるために。 そう、思いたい。
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